自縛ポエトリー/ういの活動はポエトリーリーディングだけでなく、多岐に渡りました。
活動の幅が広すぎるあまり、当プロジェクトのメンバーだけでは到底、追いきれるものではありません。
そこでわたしたちは、詩集『縛られるモノ』の制作にあたり、彼女の人となりを伝えるために、これまで自縛ポエトリー/ういと触れあってきた方々にインタビューを行なうことにしました。
活動の幅が広すぎるあまり、当プロジェクトのメンバーだけでは到底、追いきれるものではありません。
そこでわたしたちは、詩集『縛られるモノ』の制作にあたり、彼女の人となりを伝えるために、これまで自縛ポエトリー/ういと触れあってきた方々にインタビューを行なうことにしました。
第1回は、自縛ポエトリー/ういも足を運んでいた、オープンマイク「詩のあるからだ」の5代目主宰であり、プライベートでも親交のあった三原千尋さんに話を伺うことに。
取材場所は、自縛ポエトリー/ういとバンド「CHAR BOYS」を組んでいた、瀬戸口亮さんが店主を務める「知立珈琲店」。
時折、瀬戸口さんからの注釈も加えられながら、美味しいカレーと珈琲とデザートをいただきながらのインタビューとなりました。
(インタビュアー/江藤莅夏)
取材場所は、自縛ポエトリー/ういとバンド「CHAR BOYS」を組んでいた、瀬戸口亮さんが店主を務める「知立珈琲店」。
時折、瀬戸口さんからの注釈も加えられながら、美味しいカレーと珈琲とデザートをいただきながらのインタビューとなりました。
(インタビュアー/江藤莅夏)
ー自縛ポエトリー/ういと出会ったきっかけを教えてください。
三原:出会ったきっかけは、御器所のなんやで行われたポエトリーイベント、(鈴木陽一)レモンさん主催の「影踏み遊び」。ういちゃんが高校卒業する直前だったかな? MCで「CHAR BOYSに新しく加入しました」って。確か2daysで、1日目は大須・賽ノ目であって。オープンマイクも結構やって…。
瀬戸口:4人での初ライブでした。
三原:確か、誰かに「現役JKです!」って紹介されて。そしたら「現役って言っても、もうすぐ卒業ですけどね」って言ってた気がする。とも9と三木悠莉がきてたんだよね。
瀬戸口:2013年4月28日(日)「影踏み遊び5 DAY2」@御器所・なんや、CHAR BOYS、オープンマイク、江藤莅夏、三原千尋、ともちゃん9さい&三木悠莉、じゅんこ、鈴木陽一レモン
―あー、自分たちも出演してるヤツだった!
三原:あれ、4月28日といえば、卒業後じゃない? 人間の記憶って曖昧だな。(記録に)ういちゃんのパートに口琴って書かれてるけど、でも私、それ覚えてないんですよ。お鈴をいい感じに鳴らしてた印象が強くて。この日は『海』演ってたっけ? ういちゃんポエトリーやってなかった?
瀬戸口:いや、ポエトリーはやってないと思いますね。
―その時の自縛ポエトリー/うい(宇井)の印象は?
三原:白シャツに、襟元に貴族みたいな、ふわんとしたネッカチーフ? …ネッカチーフじゃないな(ここで検索)そう、クラヴァットっていう粋な着こなしをしてて。いま思うと、ういちゃんの着こなしの中でも、一番メンズライクだった。印象としては、ずっとニコニコしてて、話しやすくて。そう、朗らかで面白くて〝何かやってくれそうな〟お鈴の人って感じ。初対面はそんなんでした。
ーでは、「詩のあるからだ」に参加した彼女は、どんな風だった?
三原:そのイベントで初めて会って、そんなに時間を空けず、5月くらいだったかな…イベントからほどなくして、すっと来てくれた。「詩のある〜」、もうその時は私が司会してて。「よかった、『詩のある〜』に来れて」って言ってくれたの。その時、入水してスカートが膨らむやつ…『海』を演ってくれて。格好いい人だと思ってたけど、実際のアクトみたら、本当にやば格好よかった。
■ ■ ■ ■
三原:2013年の秋に、第一回目の「今池遊覧音楽祭」に一緒に行ったりして。2014年の春くらいだったかな。路上ライブをやろうよ、って話になって。アンプとマイクがあるといいねーって電機屋さんに行って、スピーカーに直接マイクを挿すやつ買ったの。ういちゃんの地元の、岡崎の公園で…(スマートフォンから写真を探し出し)あ、日付書いてある。2014年の4月12日(土)だ。夕方から、葉月之寛さんも合流したんじゃないかな。
―それは何回かしたの? 場所はいろいろ?
三原: 路上ライブは、その日も併せて3回かな。その岡崎の公園と、金山駅の南口、弾き語りとか路上ライブをいっぱい演ってるエリア、あそこで演りましたね。金山駅って色んな人が路上ライブ演ってますでしょ? その所為で、もう音が混じっちゃうし、手品とかエレキを使った弾き語りなんかあると、まったくこっちを見てもらえない。っていうので自棄くそになって結構、声を張り上げて演ったことがあったんですよ、私が。その時にういちゃんが「ここの路上にいる人は、みんな仲間だから。色んな音やら声やらが街に混ざりあって溶け込むんじゃないかな」というようなことを言ってくれて。あっ、て我に返れたことがあって。常に、ちゃんと回りをみてバランスを取ってくれる人って印象が強いです、ういちゃん。詩のことだけじゃなくて。
ーうんうん。
三原: 結構、頻繁にラインでやりとりをするようになったのが2016年の春ごろ。ういちゃんがPSJ名古屋大会で優勝して全国大会に行って、その後、体調崩した辺りから「大丈夫?」ってやりとりをするようになって。「こんな面白画像みつけたよ」みたいのが送られてきたり、テレビに好きな芸人さん出てた、尊くない? みたいな、ほんとに雑談ですけど。そういう時も、負の方向に行きそうになったら、ぱっと話題を変えてくれたり。
ーじゃぁ、どっちかと言うと彼女は、負の方向の話はあまりしない人だった?
三原: 多少はすることもあったんですけど、そんなにダラダラダラダラ悪口を加速させたくない、加速する前に切り上げたいというところはありました。自身のパーソナルなことも、割とライトな感じで笑い話というか、さらっとした報告みたいに言ったりはしてくれてました。それでもそんなに…やっぱり今思うと相当、気を使ってくれてたんだなと思います。
ー個人的なやりとりでは、ポエトリーよりも趣味の話が多かったです?
三原: そうですね、萌え語りの方が多かったかも。それは多分、私自身が「詩のために私たちがいるんじゃなくて、私たちのために詩っていうツールがあるんだから」と言ってて。それもあって、あんまりポエトリーとか詩作のこととかは、私には話さなかったのかなって。でも、ラインで某ラップの歌詞を、色んなタイプの腐女子の替え歌にしたリリックを送ってくれたり。「今の三原さんの文体、空太郎みありましたね」とか言いながら、16歳のシンガーソングライターとか、12歳の中東で活躍してるDJとか、いろいろなことを教えてくれた。守備範囲がすごく広くて、そこそこ深くて、ちゃんと系統立てて、有機的に知識がつながってる人でした。
三原千尋
1984年愛知県生まれ。2009年より自作詩の朗読を開始。日頃の愚痴や文句を叩っ切るスタンスで詩作・パフォーマンスを続けている。座右の銘は一切衆生悉有詩情。
1984年愛知県生まれ。2009年より自作詩の朗読を開始。日頃の愚痴や文句を叩っ切るスタンスで詩作・パフォーマンスを続けている。座右の銘は一切衆生悉有詩情。
《注釈一覧》
オープンマイク
誰でも参加可能なステージ開放イベント。弾き語りや詩の朗読など、自由に発表できる。
誰でも参加可能なステージ開放イベント。弾き語りや詩の朗読など、自由に発表できる。
詩のあるからだ
2002年11月より17年以上、第2水曜日、八事POPCORNにて開催されていたオープンマイクイベント。通称「詩のある」。2020年2月、一旦、その歴史に幕をおろした。自縛ポエトリー/ういは、宇井 名義で2013年5月8日に初参加。
2002年11月より17年以上、第2水曜日、八事POPCORNにて開催されていたオープンマイクイベント。通称「詩のある」。2020年2月、一旦、その歴史に幕をおろした。自縛ポエトリー/ういは、宇井 名義で2013年5月8日に初参加。
影踏み遊び
2010年12月よりスタートし、現在も進行形の詩人・鈴木陽一レモンが企画するイベント。自縛ポエトリー/ういも、幾度となく出演している。
2010年12月よりスタートし、現在も進行形の詩人・鈴木陽一レモンが企画するイベント。自縛ポエトリー/ういも、幾度となく出演している。
PSJ
ポエトリースラムジャパン。地方大会での予選を勝ち抜き、全国大会で優勝した1名がフランスで開催されるポエトリースラムワールドに、日本代表として参加できるポエトリーリーディングの大会。第一回名古屋大会の優勝者が自縛ポエトリー/うい。後に、PSJ名古屋大会の主宰を自縛ポエトリー/ういが務めた。
CHAR BOYS
2012年9月結成。宇井、Ui-Sangなどの名義で、作詞、ボーカル、コーラス、口琴、大正琴、鈴などで参加していた。2013年4月28日(日)「影踏み遊び5 DAY2」では、開場時BGMから1番手としてのライブまでを通しで担当。この日のメンバーは、出演希望者10人の中からアミダくじで絞られた、Vo/AG 瀬戸口、Vo/EG 大原、B/AG 茶太郎、Vo/口琴 宇井。
2012年9月結成。宇井、Ui-Sangなどの名義で、作詞、ボーカル、コーラス、口琴、大正琴、鈴などで参加していた。2013年4月28日(日)「影踏み遊び5 DAY2」では、開場時BGMから1番手としてのライブまでを通しで担当。この日のメンバーは、出演希望者10人の中からアミダくじで絞られた、Vo/AG 瀬戸口、Vo/EG 大原、B/AG 茶太郎、Vo/口琴 宇井。
『海』
作詞/Ui-sang 作曲/CHAR BOYS
CHAR BOYS1st.ミニアルバム『Gemini』に収録。
「泣き腫らした目に 映る線香花火 海に行こうって約束したのに ごめんね」からはじまる。自縛ポエトリー/うい(Ui-sang)のリーディング×サウンドで構成された楽曲。YouTubeに『海』のリミックスバージョンあり。(すぐ下にある動画がこの楽曲です)
作詞/Ui-sang 作曲/CHAR BOYS
CHAR BOYS1st.ミニアルバム『Gemini』に収録。
「泣き腫らした目に 映る線香花火 海に行こうって約束したのに ごめんね」からはじまる。自縛ポエトリー/うい(Ui-sang)のリーディング×サウンドで構成された楽曲。YouTubeに『海』のリミックスバージョンあり。(すぐ下にある動画がこの楽曲です)
前編はここまでとなります。
『縛られるモノ』プロジェクトでは現在、自縛ポエトリー/ういとのエピソードのご提供を募っております。
自縛ポエトリー/ういとの交流の中で印象的だったやり取り、記憶に残っているライブパフォーマンス等.......些細な内容でも構いませんので、お寄せ頂けると嬉しいです。
詳細はこちらをご覧下さい。
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